アジゴル灯台(アジゴルとうだい、ウクライナ語: Аджигольський маяк、ロシア語: Аджигольский маяк)は、スタニスラフ導灯後灯 (英語: Stanislav Range, Rear) とも称される、直立した平鋼製の格子双曲面構造による灯台で、ウクライナのヘルソンから30キロメートル (19 mi)ほどの距離に位置している。高さは211フィート (64 m)あり、「伝統的な灯台」としてはウクライナで最も高く、世界でも16番目に高い。
この灯台は、ドニエプル川の河口の先にある小島に設けられたコンクリート製の桟橋の上に建てられており、リバルチェ (ウクライナ語:
Рибальче、ロシア語: Рыбальче)の北およそ2.5キロメートル
(1.6 mi)沖合にある。西北西に位置するスタニスラフ導灯前灯とともに導灯(英語版)として機能し、ドニエプル川に入る船舶を誘導する役割を担っている。
この灯台は、ウラジーミル・シューホフによって1910年に設計され、1911年に建設された。1階建ての灯台守の家は双曲面構造の内側に建てられている。
灯台となっている塔の敷地へは、船でしか渡れない。敷地は公開されているが、塔は非公開である。
関連項目
- シェル構造
- List of Hyperboloid structures
- List of thin shell structures
- List of tallest lighthouses in the world
出典・脚注
関連文献
-
Rainer Graefe: “Vladimir G.
Šuchov 1853-1939 - Die Kunst der sparsamen Konstruktion.”,
S.192, Stuttgart, DVA, 1990, ISBN 3-421-02984-9. [1]
- Peter Gössel, Gabriele Leuthäuser, Eva Schickler: “Architecture
in the 20th century”, Taschen Verlag; 1990, ISBN 3-8228-1162-9
and ISBN 3-8228-0550-5
- Kevin Matthews, "The
Great Buildings Collection", CD-ROM, Artifice, 2001, ISBN
0-9667098-4-5.
-
Elizabeth Cooper English:
“Arkhitektura i mnimosti”: The origins of Soviet avant-garde
rationalist architecture in the Russian mystical-philosophical and
mathematical intellectual tradition”, a dissertation in
architecture, 264p., University of Pennsylvania, 2000.
外部リンク