ルーヴァン・カトリック大学(Université Catholique de Louvain)はベルギーのルーヴァン・ラ・ヌーヴにある総合大学。
1425年にローマ教皇のマルティヌス5世によってルーヴェン(ブリュッセルの東20km)に創立された。オランダ語名はルーヴェン・カトリック大学。
ルーヴェンはオランダ語(フラマン語)圏の町であったが、フランス語による研究・教育も重要とみなされて盛んに行われた。しかし20世紀中盤以降のベルギー言語戦争の激化に伴い、ルーヴェンが位置するフランデレン地域の住民からこの事実に対し反発が生じることとなった。この結果、1968年には大学の分割が行われ、大学新都市であるルーヴァン・ラ・ヌーヴ(フランス語圏、ブリュッセルの南東20km)に新しく建設されたルーヴァン・カトリック大学にフランス語を母語とする教員・学生が移動し、30km圏内に由来を同じくする二つの大学が並立して存在することとなった。以降両大学は専らそれぞれオランダ語・フランス語を用いて教育研究を行っている。分割の際、人的資源のみならず図書館の蔵書に至るまでの徹底的な資産分割がなされたため、その後の研究・教育に支障があったといわれる。
創立から大学分割までの卒業生はルーヴェン・カトリック大学の項を参照