ダウラギリ (Dhaulagiri)は、ネパール北部のヒマラヤ山脈のダウラギリ山系にある世界で7番目に高い山である。ダウラギリはサンスクリット語で「白い山」という意味である。
ダウラギリは、1808年に初めてヨーロッパの人々に知られるようになり、カンチェンジュンガの存在が知られるまでの約30年間、世界一高い山と考えられていた。
初登頂は、1960年5月13日に、クルト・ディムベルガーらスイス・オーストリアの登山隊によって成し遂げられた。これは、飛行機を利用した初のヒマラヤ登山でもある。この際に使用した飛行機(Pilatus PC-6)は、山に近づく際に破損したため山の中に捨てられた。
フランスの登山家シャンタル・モーデュィト(Chantal Mauduit)が1998年5月16日に、イギリスの登山家ジネット・ハリソン(Ginette Harrison)が1999年10月24日にともにダウラギリへの登頂中に雪崩に巻き込まれて命を落としている。