ほったらかし温泉(ほったらかしおんせん)は山梨県山梨市矢坪に位置する日帰り温泉施設。
宣伝もサービスもなし、勝手に楽しんでというところからほったらかし温泉と名付けられた。昔、山の地主が穴を掘ったところ、温泉がわき出たのを地主は別に何とも思わず、ほったらかしていた所から名付けられたという説もある。
もともと老人ホームの設備とする予定で温泉を掘ったが、老人ホームの計画が白紙となったため、日帰り温泉施設として開業することとなった。
1999年に開場した「こっちの湯」と2003年に開場した「あっちの湯」に分かれており、入浴料も別となっている。それぞれ男女別の内湯と露天風呂がある。
広い露天風呂の眼下には甲府盆地が広がり、天気が良ければ富士山も望める。年間約45万人が訪れる人気温泉である。
宿泊施設はないが、日の出の1時間前から営業する温泉(「あっちの湯」のみ)として知られ、湯船に浸かりながら日の出を見るために多くの客が訪れる。5~7月は午前4時ごろ、12~2月は午前6時ごろの開場となる。
なお、閉店時間は季節によらず午後10時(最終受付は30分前)となっている。また、元旦は混雑が予想されるため、前売り券による定員制を導入している。
「こっちの湯」と「あっちの湯」でそれぞれ別の源泉を使用している。