チャカルタヤ(Cerro Chacaltaya)はボリビアアンデスのレアル山群(Cordillera Real)にある山である。標高5395m。
ボリビアの事実上の首都ラパスの真北、約15kmに位置する。山頂直下の海抜約5300m付近まで自動車道(未舗装)が開通しており、スキー場(ギネスブックに世界最高所のスキー場として掲載されている)と、宇宙線研究所がある。また、かつては自動車道の周辺海抜5000m近辺まで鉱山が開かれていたが、現在は閉山している。
自動車道の終点から山頂までは標高差でわずか100m足らず、しかもなだらかな山で、登山道も非常によく整備されており、ジョッギングシューズでも登頂可能である。ただし、万年雪地帯であるから、真夏でも気温は氷点下であり、降雪・積雪もあるので、防寒対策は必要である。また空気が非常に薄いのでわずか100mの登りでも大変にきつく、高山病の危険も伴う。
山頂部は3つの小ピークに分かれ、中央のピークが最高峰である。登山口から一番奥(北側)のピークに気象観測装置が設置されており、ここから足元の急斜面の下に無名の氷河湖を望める。晴天であればワイナ・ポトシも目の前である。
なお、チャカルタヤまで公共交通機関は運行していないが、ラパス市内から旅行会社の日帰りツアーで訪れることができる。