コルコバードのキリスト像(コルコバードのキリストぞう、ブラジルポルトガル語:Cristo Redentor、クリスト・ヘデントール)は、ブラジルのリオデジャネイロのコルコバードの丘にある、巨大なキリスト像。
1931年にブラジル独立100周年を記念して建てられた。高さ30メートル、左右28メートル。
このキリスト像は、2007年7月に、新・世界七不思議の一つに選ばれた。他の六つが歴史的に古いものであるのに対し、このキリスト像だけは20世紀の建造物である。
この新・世界七不思議はユネスコの世界遺産とは異なり、最終選考は専門家による審議に拠らず、選出のために一般からの電話投票とインターネット投票が行われた。そのため、ブラジルではリオデジャネイロに本拠を置く同国最大の放送局・メディア企業であるグローボを筆頭に、ブラデスコ銀行などの有力企業の後援の元、数百万ドルが投じられ、この自動応答式の電話投票を無料で行える“Vote no Cristo”(キリスト像に投票しよう)キャンペーンが行われ、7月初めまでの時点でおよそ1000万人のブラジル人がキリスト像に票を投じた。[1]
2010年4月、何者かによって黒いスプレーで「鬼の居ぬ間に洗濯」などと落書きされたことが判明。