アルゲ・バム(ارگ بم, Arg-e Bam)はイランのケルマーン州にある要塞都市の遺跡。近代都市バムの近郊に位置し、「アルゲ・バム」とは「バムの城」を意味する。
城はパルティア時代に遡ると推定されているが、サーサーン朝ペルシア期に最初の都市が作られ、サファヴィー朝期(16-17世紀)に現在見られる城壁が完成したが、アフガン人(パシュトゥーン人)の攻撃があった1722年以降に放棄され、廃墟となった。
2003年12月26日の地震で大きく損傷を受けた。
2004年7月に『バムとその文化的景観』としてユネスコの世界遺産に登録された。
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。