ルガーノ湖(-こ、lago di Lugano)はスイス・ティチーノ州(Canton Ticino)からイタリア・ヴァレーゼ県、コモ県のアルプスの山間部に広がる湖である。
湖は複雑な形をしているが、その所属は形以上に複雑でおおまかに北東部と南西部がイタリア、中央がスイス領(同名の街ルガーノがある)、中央東側の湖岸はスイス領であるが湖を渡る以外はイタリア領を経由する飛地であり、その中にイタリア領のカンピョーネ・ディターリアがある。
流入する大きな川はなく、トレーザ川が南湖畔からマッジョーレ湖へ流出している。このため、ティチーノ川の流域に属している。 チェレージオ(Ceresio)湖とも呼ばれ、ラテン語のCeresiumがイタリア語化したものだが、語源学的に不確かではあるが、ラテン語のcerasa、つまりサクランボから来たと言う説と、ローマ時代以前からの固有の地名だという説がある。