シルバーストン・サーキット(Silverstone Circuit)はイギリス(イングランド)のノーサンプトンシャーとバッキンガムシャーを跨(また)いだ場所にあるサーキット。
元はイギリス空軍の飛行場であったため、平坦なのが特徴である。1948年にサーキットとしてリニューアルされ1950年5月13日に、この年から始まったF1グランプリの開幕戦が行われた。
1963年からブランズハッチと交互開催であったが、1987年以降は毎年イギリスGPが開催されている。不安定な気候と相まって、過去にさまざまな名勝負が見られた。また、ラリー・グレートブリテンや2005年にはD1グランプリが開催されている。
2010年からはF1イギリスGPの開催はドニントン・パークへ移る予定だっがドニントン・パークの資金繰りが悪化し開催できなくなったために引き続きシルバーストンで開催されることになった。また2010年からMotoGPのイギリスGPをドニントンに替わって開催する予定である。
パーマネントサーキットとなった1949年当時は6本のストレートを緩いコーナーで繋ぐような形をしており、このレイアウトは1991年の大改修まで基本的に変更が無かった。1985年イギリスグランプリの予選でウィリアムズのケケ・ロズベルグが平均時速258キロを超えるラップタイムを記録するほどの超高速コースだった。1991年に大改修が施され、複合コーナーが多数配置された高速テクニカル・サーキットとなった。その後も1997年や2000年などにもレイアウトに小変更が加えられた。
2010年からF1イギリスGPのレイアウトが変更され、アリーナレイアウトとなる。