アール・マクトゥーム国際空港(英語: Al Maktoum International Airport アラビア語: مطار آل مكتوم الدولي)は、アラブ首長国連邦のドバイ近郊のジュベル・アリ地区にある世界最大級の国際空港である。ドバイ・ワールド・セントラル国際空港(Dubai World Central International Airport)、ジュベル・アリ空港(Jebel Ali Airport)とも呼ばれる。
ドバイ国際空港までの距離は40kmの位置にある。空港名称は、かつてのドバイの首長であったマクトゥーム・ビン=ラーシド・アール=マクトゥームに因んで付けられた。
建設が進められている人工複合都市ドバイ・ワールド・セントラル計画の一つである。計画では滑走路6本の巨大空港であり、ドバイの物流の中心となる。
2010年6月27日、部分開業し、2013年10月27日に旅客ターミナルがオープン。旅客便の発着が開始された。
2014年5月1日、エミレーツ・スカイカーゴがドバイ国際空港より移転し、2015年10月25日にはフライドバイが新たに就航した。
2017年11月12日、第15回ドバイ国際航空ショーが空港内にて開催。この航空ショーには航空自衛隊のC-2輸送機も参加している。
当初の計画では2017年に完全開業する予定になっていたが、2007年からの世界金融危機で2027年に延期された。その後も湾岸経済の減速によって建設計画は遅延し、2018年には開業予定が3年延期され2030年となった。さらに2019年には建設作業が資金不足により中断していることがわかった。記事によれば、当空港の2018年の旅客受け入れ能力は年間2650万人に達しているが、利用客は後述の通り約90万人にとどまっている。
公式サイトによれば2016年に約85万人、2017年・2018年は約90万人の年間利用者があった。航空貨物の取扱量は2016年に89.8万トン、2017年に97.2万トン、2018年に98.8万トンとなっている。
旅客便
航空会社 | 就航地 |
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アゼルバイジャン航空 | バクー |
フライドバイ | アンマン、ベイルート、チッタゴン、ドーハ、カトマンズ、クウェート、マスカット |
ガルフエア | バーレーン |
ジャジーラ航空 | クウェート |
ロタナ・ジェット | アブダビ、シルバニヤス島 |
ウィズエアー | ブカレスト、ブダペスト、クルジュ=ナポカ、ソフィア |
貨物便
航空会社 | 就航地 |
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キャセイパシフィック航空カーゴ | アムステルダム、香港、ロンドン(ヒースロー)、ミラノ(マルペンサ)、パリ(ド・ゴール) |
チャイナエアラインカーゴ | アムステルダム、バンコク(スワンナプーム)、フランクフルト、ハノイ、ルクセンブルク、プラハ、台北(桃園) |
エミレーツ・スカイカーゴ | アビジャン、アクラ、アディスアベバ、アムステルダム、バーレーン、バーセル、ベイルート、カイロ、カンピーナス、チェンナイ、シカゴ、チッタゴン、コペンハーゲン、ダカール、ダンマン、ダッカ、ジブチ、エルドレット、エンテベ、フランクフルト、広州、ハノイ、香港、ヒューストン、カノ、ハルツーム、ラゴス、リロングウェ、ロンドン(スタンステッド)、ロサンゼルス、リヨン、メキシコシティ、モスクワ(ドモジェドヴォ)、ムンバイ、ナイロビ、ニューヨーク(JFK)、ワガドゥグー、キト、ソウル(仁川)、上海(浦東)、シンガポール、シドニー、チュニス、サラゴサ |
カリッタ・エア | アムステルダム、バーレーン、カンダハール、香港 |
マーティンエアー | アムステルダム、バーレーン、チェンナイ、ドーハ、香港 |
マレーシア航空カーゴ | アムステルダム、クアラルンプール |
ターキッシュ エアラインズカーゴ | イスタンブール(アタテュルク)、ムンバイ |