オリンピック・スタジアム(仏語:Le Stade Olympique)は、カナダのケベック州モントリオールにあるスタジアム。1976年にカナダで開かれたモントリオールオリンピックのメイン会場として建設されたもので、当初は陸上競技場だった。
しかし、その翌年1977年にMLB所属野球チーム、モントリオール・エクスポズの本拠地として使用することを目的に野球場へ改修する工事を施した。陸上競技場の時代のスタンド形態をそのまま生かしつつ、トラック跡にスタンドを増築させた。その為当初は陸上トラックがそのままむき出しとなっている部分もあった。1988年に簡易開閉式の屋根を設置して実質的にはカナダ初のドームスタジアム(開閉式も実質上世界初)となったが、施設の老朽化が著しく、支柱の落下事故や屋根の雨漏りなどの事故も多発した。
また、これがきっかけでエクスポズの観客動員も大幅に減少し、2004年度を最後にエクスポズはモントリオールから撤退。2005年度からワシントンD.C.のロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアムに本拠を移転した。カナディアンフットボールのモントリオール・アルエッツがプレイオフ進出時の本拠地として使用する以外の今後の利用法などはまだ不明。