レゴランド(LEGOLAND)は、レゴブロックで有名なレゴ社が開設したレゴのテーマパークである。自社の製品であるレゴブロックを使ってどんなものができるかという可能性を紹介し、休日を楽しめるようにと企画され、レゴの本社があるデンマークをはじめ、アメリカ、イギリス、ドイツに開設された。入場料金は4600円、空港や日本の金閣寺をレゴブロックで再現したスペースがある。
レゴ社の本社所在地であるデンマークのビルンに1968年に設けられたものが最初である。この事業は大成功を納め、その年の夏のシーズンだけで625,000人もの入場者を集めた。
その後、1996年にイギリスのウィンザー、1999年にはアメリカのカリフォルニア州カールスバッドにも設置され、いずれも成功している。
日本でも千葉県が千葉市幕張にレゴランドを誘致し、当初は2002年の開園が予定されていたが、不況の影響で出資企業が集まらず、4番目のレゴランドは次の候補地であったドイツのバイエルン州ギュンツブルクに2002年5月17日に開園し、入場者は開園から1年間で1,300,000人を数えた。幕張のレゴランド誘致計画は2003年に正式撤退した。
2011年にはフロリダとアラブ首長国連邦・ドバイでの開園が予定されている。2013年にはマレーシア・ジョホール州での開園が予定されている。
レゴ社は3年おきにレゴランドを開設する計画であったが、世界的な玩具市場の縮小などによる深刻な経営不振のため、2005年6月にレゴランドの経営権をニューヨークに本拠をおく投資会社ブラックストーン・グループに375,000,000ユーロで売却した。これに伴って、ブラックストーンの傘下でテーマパーク経営実績のあるマーリン・エンタテイメントとレゴ社の合弁企業(持株比率はブラックストーンが70%、レゴが30%)が設立され、レゴランドの経営に当たることとなった。