エンジェルフォール(サルト・アンヘル、Salto Ángel)は、南米ベネズエラにある滝である。ボリバル州グランサバナのカナイマ国立公園内に位置している。世界最大の落差978メートル(岩にぶつかることなく直下する距離は807メートル)を誇る。
ギアナ高地にある最大のテーブルマウンテン、アウヤンテプイから流れ落ちる。落差がありすぎる為、滝下部では水が拡散してしまい、滝壺が無い。
1937年、金鉱山を探しながら飛行していたミズーリ州スプリングフィールド生まれのアメリカ人、ジェームズ・クロフォード・エンジェル(ジミー・エンジェル、1899年-1956年)によって発見された。発見時、彼の一行はアウヤンテプイに着陸したが、再離陸ができなくなった。その為、飛行機に同乗していたジミー・エンジェルとその妻、2人の地質学者の4人は、11日かけて徒歩でおりるはめになった。
1970年に、アウヤンテプイの頂上にあった、ジミー・エンジェルの飛行機は引き上げられた。修理されたあと、2004年現在はシウダ・ボリバルの空港の前に設置・公開されている。
カナイマからボートツアーが出ている。遊覧飛行のついた2泊3日のツアーが一般的。またカナイマは陸の孤島であるため航空機でしか行くことができない。