バンフ国立公園(-こくりつこうえん、英語:Banff National Park)は、カナダのアルバータ州にある国内最初の国立公園である。カルガリーの西方のカナディアン・ロッキーにあり、バンフの町を含んでいる。近隣の国立公園とともに世界遺産に登録されている。
ここでは、温泉・山の景色・キャンプ・登山・山歩き・ゴルフ・乗馬・スキーなどが楽しめ、バンフ・スプリングス・ホテルやレイク・ルイーズなども魅力的である。
バンフ国立公園は、1887年6月23日に「ロッキー山脈の公園に関する法」によって作られた。
バンフ国立公園の面積は6,641km²に及び、中を通る道は1,600kmを越えている。
バンフの名称はカナダ太平洋鉄道の駅の名前に先につけられ、それが町の名前になったが、その元々の由来はスコットランドの バンフシャーという町にあると考えられている。
公園へ立ち寄るのには入園許可証が必要であり、許可証のチェックは夏の数カ月の間一般的に行われる。特にアイスフィールドパークウェイの入口やレイク・ルイーズでチェックが行われる。但し、公園を通過するだけなら許可証は必要ではない。また、国立公園の特別保護地域であるため上空に航空機を飛ばすことは禁止されている。したがって公園内に空港はない。
公園内をトランスカナダハイウェイが通るため、野生生物が車にひき殺されることも多く問題になった。現在では高速道路の周りを柵で囲み、動物用の地下道や立体交差を作ることで、動物が道路に入らないように対策がとられ始めている。エルクが生息している。
公園内の景色の美しい地点として、ミネワンカ湖、ランドル山、バーミリオン湖、テン・ピークス渓谷にあるモレーン湖(ターコイズブルー色の湖水で有名)、ボウ湖、ペイトー湖などが有名である。