「インドの山岳鉄道群」はユネスコの世界遺産登録物件のひとつ。インドの山岳部を走る鉄道を対象とするものであるが、1999年に「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」の名で登録された段階では、その名の通りダージリン・ヒマラヤ鉄道のみが対象とされていた。2005年にニルギリ山岳鉄道が登録対象に加えられた際に、現在の名称に変更された。その後、2008年にはカールカー=シムラー鉄道 (Kalka-Shimla Railway) が拡大登録された。
2008年現在運行しているインドの山岳鉄道は、あとまだ一つマーテーラーン丘陵鉄道 (Matheran Hill Railway) が存在する。インド政府は、これも拡大登録されることを目指しており、既に暫定リストには加えられている。