ナウムブルク大聖堂 (ドイツ語: Naumburger Dom)はドイツのナウムブルク・アン・デア・ザーレ北西部にある大聖堂。聖ペテロと聖パウロに捧げられた。西の内陣に位置する『ウタとエッケハルト』の像で知られ、ドイツ・ゴシック彫刻の代表作と言われる。
元々は12世紀から14世紀に掛けて造営された。後期ロマネスク風に拡張された後、ゴシック建築の様式に合わせて内装、外部合わせて増改築された。
東内陣下部のクリプタは1170-80年頃のもので、大聖堂の中でも最古の箇所となっている。
西内陣にある12体の寄進者の等身大の像は、ナウムブルク・マイスターと呼ばれる無名の彫刻家によるものである。この内陣障壁彫刻像はかつて制限となった建築の構造から独立した彫刻像の一例として挙げられている。
エッケハルト2世とウタの夫妻には継承者がいなかったため、全ての遺産が礼拝堂の建築のために残された。