ナイトサファリ(The Night Safari)は、シンガポールにある夜間サファリパークである。
マンダイ地区に所在し、『世界初の夜だけ開園するサファリパーク』として、1994年5月26日に開業した。開園時間は夜間のみで、18:00~24:00。シンガポールにおける観光客の人気訪問先のひとつとなっており、2007年5月29日には、延べ入場者数が1,100万人を突破した。
総面積40ヘクタールの園内は8つのゾーンに分けられている。園内で飼育されている動物は約120種であり、そのうち、72%は絶滅に瀕している種である。入園者数は年間約90万人。壮大な池を見下ろしているキリンの姿や、貴重なウンピョウ、絶滅に瀕したインドサイをウォーキングトレールで至近距離で観察することができる。圏内で見学客と動物とは、自然を活用して隔ててられている。
3つのコースは歩いて見学できるほか、トラムで解説を聞きながらの見学も出来る。日本人観光客向けには、日本語ガイドが乗るトラムも運行されている。徒歩によるコースには、それぞれ、「フィッシングキャット・トレール」、「フォレストジャイアンツ・トレール」、「レオパード・トレール」という名前が付けられている。
南アメリカをはじめ、インドを含む他のアジアの地域の動物が、本来の環境に近い状態で飼育されている。
スナドリネコ、インドガビアル、マメジカ、ジャコウネコなど
ヒョウ、オオコウモリ、ムササビ、スローロリス、ウンピョウなど
フクロウ、コウモリなど
マーコール、ムフロン、フラミンゴなど
インドサイ、インドオオカミ、カワウソ、アジアスイギュウ、アクシスジカ、キンイロジャッカル、サンバー、ペリカンなど
インドライオン、シマハイエナ、ナマケグマ、バラシンガジカなど
キリン、ボンゴ、カバ、ブチハイエナ、サーバル、アフリカスイギュウ、アカカワイノシシなど
マレートラ、バビルサなど
アジアゾウ、ドール、マレーバクなど
オオアリクイ、カピバラ
ガウルなど