ガビ門(イタリア語: Arco dei Gavi)は、イタリアのヴェローナにある古代ローマ時代の門。
ガビ門は古代ローマ時代の市街地を取り囲む城壁の外にあり、市内からメディオラヌム(現 ミラノ)に向かうポストゥミア街道の途中に建てられていて、街の入口であったボルサーリ門から550mの位置にある。この門は、当時の街の有力者であったガビ家(英語版)が1世紀に建てたものである。1805年、交通の妨げになるとして取り壊されたが、1932年に元の場所から少し離れたカステルヴェッキオ広場(Piazzetta Castel Vecchio)に再建された。建設当時の門は、現在の位置の115m西南西のカステルヴェッキオの前を通るカヴール通り(Corso Cavour,かつてのポストゥミア街道)であり、かつての門の位置(時計のある塔の前)は路面に石版が埋め込まれて明示されている。