エドワルド・ゴメス国際空港(エドワルド・ゴメスこくさいくうこう、葡: Aeroporto Internacional de Manaus – Eduardo Gomes, 英: Manaus International Airport – Eduardo Gomes)は、ブラジルのマナウスにある空港である。マナウス国際空港とも呼ばれる。ブラジル北部の主要な国際空港で、貨物輸送ではグアルーリョス国際空港、ヴィラコッポス国際空港に次ぐ国内3位の取引量を誇る。
空港名は、ブラジルの軍人・政治家であったエア・マーシャル・エドワルド・ゴメス(1896年 - 1981年)にちなんで名付けられた。Eduardo Gomesの日本語表記ゆれとして、エドゥアルド・ゴメス国際空港と呼ばれることもある。当初はマナウス・スーパーソニック空港と名付けられる予定だったが、1973年12月に現在の正式名称に決定された。
1976年にポンタ・ペラダ空港に代わるマナウスの新しい国際空港として開港した。ポンタ・ペラダ空港はその後、マナウス空軍基地と名前を変え、もっぱら軍事作戦を行う空港となった 。
空港の建設は1972年に始まり、1976年3月31日にクルゼイロ航空がボーイング727-100による最初の国内線運航を開始した。当時はブラジルで最も近代的な空港で、ボーディング・ブリッジで搭乗する最初の空港であった。
空港には2つの旅客ターミナルビルがある。第1旅客ターミナルは国内線と国際線を担当し、1985年3月12日にオープンした第2旅客ターミナルは一般航空と地域輸送便を担当する。さらに3つの貨物ターミナルを有しており、それぞれ1976年、1980年および2004年にオープンした。その総面積は4万9千平方メートルに及び、1万2千トン/月まで処理できる。第1、第2貨物ターミナルは輸出用、第3貨物ターミナルは輸入用である。
ブラジルで開催された2014 FIFAワールドカップでは、マナウスも開催地の1つであった。そのため、2009年8月31日、ブラジルの国営空港管理会社Infraeroは、3億ドル以上をかけた空港の再開発計画を発表した。その投資内容は以下の通りであった。
これらの改修はワールドカップには間に合わなかったが、その開催期間中、工事が空港業務を妨害するようなことはなかった。