大聖堂はセルビア正教会の創健者であり中世セルビアにおいて重要な人物である聖サワを記憶している。オスマン帝国のシナン・パシャ(Sinan Pasha)によって1595年に不朽体が焼かれた場所であると考えられているヴラチャル(Vračar)に建てられている。この場所からはベオグラードの景色が一望できる。おそらく首都でも最も記念碑的な建造物となっている。大聖堂の建築はもっぱら寄附に拠っている。総主教邸は近くにあり、総主教館となることが予定されている。
教会の視点においては、本大聖堂は主教座聖堂ではない(ベオグラード府主教座は聖ミハイル大聖堂)。セルビア人の間ではこの大聖堂はフラム(セルビア語: Храм)と呼ばれる。英語ではふつう、当聖堂の大きさと重要性から"cathedral"と呼ばれる。
平面はギリシャ十字に則っている。
1935年に建造が開始された当大聖堂は、戦争等による中断を経て、2009年現在もなお工事中である。鐘と窓は入れられ、ファサードも完成した。しかしながら内装および装飾はまだ大半が完了していない。