バーレーン・ワールド・トレード・センターは、高さ240m(50階)が2棟のツインタワーである。バーレーン・フィナンシャル・ハーバー(260mのツインタワー)に次いでバーレーン国内では高さが2番目である。
2つのタワーは3つの「スカイブリッジ」で結ばれており、各々のスカイブリッジに225kwの風力発電用の風力タービンが建設された。3基合計で675kwの電力を発生する。これは2つのタワーの総電力消費量の11%から15%を賄うと計算されている。 風力タービンを付設した超高層ビルは、世界で初の試みで、各種の建築賞を受賞した超高層ビルである。設計はイギリスのアトキンス社(Atkins)。
1つの風力タービンの直径は29mで、ペルシア湾からの風を最大に受けるために、全て北側を向いている。2つのタワーは、同じアトキンス社が設計したアラブ首長国連邦・ドバイのブルジュ・アル・アラブに良く似た帆の形をしているが、これは風力タービンに垂直に風流を集約するために、どの方角からの風も2つのタワーの両側から45度に流れ込むように、漏斗のような形状でデザインされたためである。