ワカチナ(スペイン語: Huacachina)は、ペルー南西部イカ県にある小村。イカ近郊のリゾート地として知られている。人口は115人(1999年)。
ワカチナは砂漠内の小さな湖の周囲にあり、「アメリカのオアシス」と呼ばれている。近年は数百メートルの砂丘を利用したサンドボーディングやサンドバギーの人気も高まっている。
伝説では、土地の美しい姫がハンターに入浴を覗かれているのに気付き、入浴していた水たまりを湖に変えて消えたのが、湖の始まりとされている。彼女が逃げる際に残されたマントのしわが周囲の砂丘になった。彼女は今も人魚となって湖に住んでいるという。ワカチナには人魚伝説にまつわる人魚像もある。