ヴァルラフ・リヒャルツ美術館(ヴァルラフ・リヒャルツびじゅつかん、Wallraf-Richartz-Museum)は、ドイツのケルンにある美術館である。中世から近代までの美術品を所蔵している。
1827年創設。
中世絵画、特にケルン派(13世紀から16世紀の宗教画)の作品やルネサンス芸術、ルーベンスの『聖家族およびエリサベツと洗礼者ヨハネ』やレンブラントの『自画像』を始めとするバロック絵画、19世紀に入ってロマン主義や印象派、ポスト印象派、20世紀初頭のドイツ絵画を擁している。羊皮紙に描かれたミニチュア画やデッサンもそのコレクションに含まれている。
2008年には独自の研究により、所蔵しているクロード・モネ作とされてきた『On the Banks of the Seine by Port Villez』が贋作であると発表した。