御岳山(みたけさん)は、東京都青梅市にある標高929mの山。
JR青梅線御嶽駅からバスまたは徒歩(奥多摩方面へ少し歩くと川を吊橋で渡る近道がある)でケーブルカー御岳登山鉄道滝本駅まで行き、同御岳山駅下車。
または滝本駅から参道(軽自動車での通行可能だが参道の道幅が非常に狭く指定車両以外通行禁止)を徒歩で登ってもよい。御岳山駅から神社へ続く参道、門前町の集落には、天然記念物「神代ケヤキ」、二十数件の宿坊、ビジターセンターがある。奥に奥の院、その奥に大岳山があり、さらに奥に鋸山がある。
8月には、5万株といわれるレンゲショウマの花が咲く。元旦初日の出は日の出山を眺めながら見ることができ多くの参拝客が訪れる。ムササビがよく観察されマスコット的な存在になっている。
JR御嶽駅近辺の多摩川沿いの地域は、御岳渓谷として、多摩川と青梅街道(国道411号)にはさまれる形で遊歩道が整備されていて、喫茶店やギャラリーがあり、ハイキングをしたり、カヌーに興じる人たちも居る。
第10代崇神天皇の時代(紀元前90年)に創建、第12代景行天皇の時代日本武尊東征の際、白狼の先導によって難を逃れられたと伝えられる神社。古くから霊山として信仰された。天平8年(736年)行基(僧)が東国鎮護を祈願して蔵王権現像を安置。平安時代の延喜式神名帳には、大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ)と記されている。
御岳山駅から神社に至る参道周辺の宿坊に宿泊することができる。また、隣接する大岳山中腹には大岳山荘(現在は閉店荒廃)がある。