檀君陵(だんくんりょう)は、紀元前2500年前頃に朝鮮を建国したとされる檀君の陵である。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌市江東郡大朴山にあり、いわゆる記念碑的建造物に類するものである。
小型シート(1993年発行、金日成が参拝する光景])]]
1993年9月に一部の改築を開始し、翌1994年10月11日に竣工した。北朝鮮では1993年の発掘調査で夫婦のものと見られる古い男女の骨が発見され、「電子常磁性共鳴法」という特殊な分析をした結果5011年前のものと分かったため、檀君は実在人物であったと主張されており、その骨を祀るための施設とされている。
ただ、考古学会では檀君の実在そのものが否定的に見られているため、一般的には北朝鮮政府が捏造した遺跡だと目されている。また同地には以前から高句麗式の積石塚古墳があったことが知られており、既に高句麗時代の遺物が出土している。発見されたという骨も高句麗時代の人物のものと考えられている。
なお、現在の陵本体はコンクリート製である。