聖マルコ聖堂(セルビア語: Црква Светог Марка / Crkva Svetog Marka)は、セルビアの首都ベオグラードにあるセルビア正教会の聖堂。ベオグラードのセルビア議会議事堂の傍にあるに位置する。隣には小さなロシア正教会の聖堂がある。
聖マルコ聖堂は1931年から1940年の間に、1835年建造の古い聖堂のあった土地に建てられた。ペタルとブランコ・クルスティッチ(Petar and Branko Krstić)によってセルボ・ビザンティン建築(Serbo-Byzantine style)のスタイルに従ってデザインされ、グラチャニツァ修道院を思わせるものとなっている。聖堂の南端にはウロシュ4世(ステファン・ドゥシャン)のサルコファガス(石棺)があり、北端には白い大理石で作られた地下聖堂に総主教ゲルマンが埋葬されている。聖マルコ聖堂には、18世紀・19世紀の多くの貴重なセルビアのイコンが納められている。