神殿の丘(しんでんのおか、العربية. جبل الهيكل, עברית. הר הבית)は、エルサレムの旧市街にあるユダヤ教、イスラム教の聖地である。
神殿の丘には岩のドーム(西暦690年)とアル=アクサモスク(西暦710年)が建っている。
この場所には紀元前10世紀頃、ソロモン王により第1神殿が建てられた。しかし、紀元前587年、バビロニアにより神殿は破壊される。その後、紀元前515年に第2神殿が再建されるが、西暦70年に今度はローマにより再び神殿は破壊される。また、このときの城壁の一部が嘆きの壁である。ヨルダン支配下の東エルサレム(1948年~1967年)では、イスラエル人は旧市街への立ち入りを禁じられていた。現在、神殿の丘はイスラエルの領土内にあるが、管理はイスラム教指導者により行なわれている。そのため、ユダヤ人とキリスト教徒は神殿の丘で宗教的な儀式を行う事を禁止されている。2000年9月28日、右派リクードのシャロン党首が神殿の丘を訪問し、これに反発したパレスチナ市民によりセカンド・インティファーダが引き起こる。この暴力の応酬により2000年7月25日の交わされたキャンプ・デービット合意は事実上、破綻している。