愛岐大橋(あいぎおおはし)は、愛知県江南市草井と岐阜県各務原市前渡東町の木曽川に架かる愛知県道・岐阜県道17号江南関線)のトラス橋である。
名古屋市、小牧市方面から各務原市、関市、郡上市方面へ向かう、重要な橋である。この橋の上下流約4kmには橋が無く、朝夕は慢性的な渋滞が起きている。
2006年奥田瑛二監督、モントリオール世界映画祭グランプリ作品『長い散歩』のロケ地の一つ。
以前は、下流約300mに「草井の渡し」という渡船があったが、木曽川の洪水により欠航となることがあった。1930年(昭和5年)県営渡船となるが、愛岐大橋の開通とともに廃止となる。
すでに開通から40年近くとなり、老朽化が目立ち始めている。1999年(平成11年)には梁の破損や橋脚の腐食が深刻化したため、一時的に通行止めの上、安全点検を行なっている。また、車線数が上下2車線であるため、朝夕の通勤時間帯における橋梁とその周辺道路の渋滞が慢性化している。
現在、上流部の愛知県丹羽郡扶桑町と岐阜県各務原市の木曽川に新愛岐大橋(仮称)の建設が、下流部の岐阜県各務原市上中屋町と川島小網町の木曽川本流に各務原大橋(仮称)の建設が計画されている。これにより幾分渋滞は緩和されるという。
岐阜基地から一番近い橋ということもあり、岐阜基地航空祭の日の夕方には大渋滞が起こる。