野毛山動物園(のげやまどうぶつえん)は、神奈川県横浜市西区老松町にある市立動物園。野毛山公園内に位置し、旭区に分園の万騎が原ちびっこ動物園がある。2007年度までは横浜市環境創造局が管理していたが、指定管理者制度の導入に伴って2008年4月1日より同市の外郭団体であり、開園当初よりよこはま動物園ズーラシアを管理運営している財団法人横浜市緑の協会にその管理運営が引き継がれた。
ライオン、アムールトラ、ジャガー(黒変種)、キリン、チンパンジー、ペンギンなど100種類以上、1,000点以上の動物を擁しており、都心部の動物園としての飼育数はかなり充実している。
さらに室内温度を一定温に保った爬虫類専用の展示館があり、ワニ類や陸ガメの飼育保護は人気を博している。また展示動物ではないが、園内にはインドクジャクなどが放し飼いされて徘徊している。2003年、開園時より50年以上展示されていたインド・カルカッタ出身のアジアゾウ(はま子)が老衰などにより死亡した。主の居なくなったゾウ舎は、暫く放置された後に解体され、広場になった。
ホッキョクグマが飼育されていた「しろくまの家」があるが、現在は飼育されておらず、内部に入ることができるようになっている。所々に実物大の熊の模型が飾られている。
園内にかかる吊り橋風の歩道橋は、インダストリアルデザイナー、柳宗理のデザイン。そのほか、標識・看板類も柳のデザインしたものが用いられていた。
ズーラシア開園以前は、ライオン、キリン、白熊、象、日本猿など人気の高い動物(特に猛獣)を多数擁しており「いないのはジャイアントパンダくらいなもの(カバとゴリラも開園以来展示されていない)」と言われていた。その上入園料が無料なので、休日には大勢の観光客で賑わう一方、地元の子供が気軽に動物と触れあえる場所でもあった。しかし現在では多くの動物がズーラシアへ移されており小規模なものとなっている。ただし、動物が減った分飼育スペース自体が広がり、生活環境が良くなったとみられる動物もいる。
休園日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日 開園時間 9:30~16:30 (入園は16:00まで) 入園料 無料(哺乳類) キリン シマウマ アムールトラ ライオン ジャガー タヌキ ニホンジカ ハツカネズミ ハクビシン ツキノワグマ チンパンジー マントヒヒ フタコブラクダ
(爬虫類) メガネカイマン ヨウスコウワニ インドガビアル アミメニシキヘビ ホウシャガメ ワニガメ カミツキガメ
(鳥類) インドクジャク オオタカ コンドル ハヤブサ フクロウ キジ オオコノハズク
など、約100種1000点