ダビデ(David)像は、ミケランジェロが1501年から制作を開始し、1504年9月8日に公開した彫刻作品である。ピエタと並ぶミケランジェロの代表作であるばかりでなく、ルネサンス期を通じて最も卓越した作品の一つである。力強さと若き人間の美しさの象徴ともみなされる作品であり、芸術の歴史の中で最も有名な作品と呼びうるのは本作をおいて他にない。大理石で身の丈5,17メートルにかたどられたこの像は、旧約聖書の登場人物ダビデが巨人ゴリアテとの戦いに臨み、岩石を投げつけようと狙いを定めている場面を表現している。元来はフィレンツェ市庁舎の置かれたヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)の前に飾られていたことなどもあり、のちに都市国家フィレンツェ共和国が周囲を取り囲む強大な対抗勢力に脅かされるようになったときには、巨人に立ち向かうこの像こそフィレンツェを象徴するものだという解釈がなされるようになった。
モンティチェロ(英語名:Monticello)はアメリカ合衆国バージニア州シャーロッツビルに位置し、アメリカ独立宣言の起草委員およびアメリカ合衆国第3代大統領を務めた、トーマス・ジェファーソンの邸宅。モンティセロ、モンティッチェロとも表記される。邸宅は主にジェファーソン独自のデザインによるものであり、1769年に建設が始まり、その後再設計・増築を経て、1809年に完成した。リヴァナ峡谷(Rivanna Gap)の南、サウスウエスト山脈(Southwest Mountains)の中で高さ850フィート (260 m) の峰の頂上に建てられている。モンティチェロ(Monticello)はイタリア語で「小さな山」を意味する。