Historic Centre of Sighișoara
シギショアラ歴史地区は、ルーマニアの世界遺産の一つである。ルーマニア・ムレシュ県の都市シギショアラ(ドイツ語名:シェースブルク)のうち、トランシルヴァニア・ザクセン人によって12世紀以降に建造されたシタデルの区域に該当する。かつてラテン語でカストゥルム・セクス
(Castrum Sex)
と呼ばれたシギショアラの歴史地区は、現在もなお人々が暮らす中世的城塞都市であり、「ルーマニアの宝石」とも称えられるその美しい街並みは、トランシルヴァニア・ザクセン人の850年に及ぶ歴史と文化の例証として、1999年にユネスコの世界遺産に登録された。